非寛解から始める骨髄移植(20代)

奮闘記になるかダラダラになるか未知数です

骨髄移植 前処置(最終日) ~十日目~ 午前

起きたのが六時半、特に緊張もなく眠ることができたので体調は万全。

放射線治療は午前9時に一回と、午後16:30の二回。

朝食を食べてすぐに口腔ケアをして、8時に吐き気止めの点滴、

8時半に放射線治療前の口腔ケアで

クライオセラピーをした時に行った口腔ケア、

コップに1cmほどの水(15ml+マウスリンス2プッシュ(5ml)で保温材を作り、口内全体にいきわたらせて吐き出す。その上で綿棒を用いて保温ジュル(ジェルオット)を粘膜に塗布(歯が当たる部分は必ず)

を行った。

放射線治療室までは車椅子で運んでもらった。

人生で二度目の車椅子、車とも違うし、何とも言えない乗り心地で慣れない。

放射線室に入ると、貴金属類を身に着けていないかチェックされた。

今、自分が使っているマスク、フィッティのノーズフィッター?はアウトだったらしいので、はさみで取り出される。

2mほどの検査台の上に寝転がり、腕を軽く布で固定。

個人的な想像では、CTとかMRIみたいな機械に入れられると思っていたのが、特にそんなこともなかった。

検査が始まるとスタッフの方々は外に行ってしまうので、何かあったら左手を上げるように指示される。

目は開いていても閉じていてもいいらしい。

放射線治療が始まった。時折、スタッフさんから、足の方に動きます、とか頭の方に動きます、などの放送が入った。

横になる続けること2~30分ほど、特に気持ち悪さや肌の痛みなどもなく一回目は終了。

強いて言えば、横で不動になっていたので気怠さがあったくらいか。

帰りも車椅子。なかなか看護師さんが迎えに来ず、結構待った。

どうやらあまり人と会わない方がいいらしいのでエレベーターの調整で時間がかかっていたらしい。いや、帰るときに普通に一般外来の人と何人かすれ違ったんですけどね。

部屋に戻って、放射線治療前にした口腔ケアをもう一度行い、病院側が用意してくれたアイスパックを使って見もの後ろから顎にかけて30分ほど冷やした。

どうやら放射線治療後は唾液腺の熱感や腫れ・痛みなどを伴う場合があるらしく、冷却が必要らしい。

何はともあれ一回目終了だ。

二回目も何事もなく終わってくれれば、ついに骨髄移植。

意識すると緊張してくるが、自分がじたばたすることで何かが起きるわけではないので、深呼吸でもしてその時を待つことにする。