非寛解から始める骨髄移植(20代)

奮闘記になるかダラダラになるか未知数です

白血病の発覚~入院までの過程

私が慢性骨髄性白血病を診断されたのは今から2年前ほどです。

会社の健康診断で白血球数が引っ掛かり、病院のほうで検査した所で見つかりました。

まぁ、大したことないだろとか思っていた先の宣告で当時は何も考えられなかったことを憶えています。

病状確定のためにマルク検査をすると言われ、ネットの情報を漁ると…

一番痛い検査とも、麻酔するとき以外は痛くないなど様々。

自身で体験した結論から言うと、

普通に痛いです、は

長い付き合いになるので慣れるしかないんですが、マルク検査の話題が出るたびに滅入ります。

「今は飲み薬で対処できる時代だから」 先生に何度も言われました。

結果なんとかならなかったわけですがw

最初に選択したのは薬は【タシグナ】でした。

タシグナそのものの効果は出たものの一つ問題が発生。

それは、血小板がまったく上がらなくなってしまったのです。

血小板輸血とステロイドを使って誤魔化しながら治療を進めると、

大学病院の方にかかった方がいいと先生が。

二回目のマルク検査の果てに紹介された病院の方へいくことになりました。

さて、大学病院の方で検査してみるとどうやら、特発性血小板減少症なる病気が合併しているとのこと。

そこで少しの血小板の数値をみながら薬を【グリベック】に変更しました。

白血病の治療薬にも色々あるらしく

  1. 第一世代

   2.第二世代

  • ダサチニブ(スプリセル)
  • ニロチニブ(タシグナ)
  • ボスチニブ(ボシュリフ)

 3.第三世代

  • ポナチニブ(アイクルシグ) 

の5つが今のメジャーでグリベックは第一世代だから効果が少し控えめでした。

効きが弱くなったので、スプリセル、ボシュリフと試してみるがどうにも効きが悪い…

そこで、またマルク検査をしました。

するとT315Iなる変異が起こってしまったとのこと。

これが起きると第一世代及び第二世代の薬が白血病細胞に効果がなくなります。

一途の望みを第三世代のアイクルシグにかけることになった私ですが、

血液検査での白血球の動きがなかなかに怪しいと…

ここで先生から骨髄移植の話が出ました。

造血幹細胞を総取り換えしてしまって全部直してしまおう!

との話でしたが正直そんな気分ではなかったです。

ドナー登録等もろもろ済ませたのち、検査入院が一週間ほどあるとネットで調べていた私は、まぁ一週間程度ならと、高をくくっていました。

実際に告げられたのは、時間が押している、

慢性骨髄性白血病(移行期) 

に進行しているとのことで思いがけず、入院して寛解をめざして抗がん剤治療をすることになりました。